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こんにちは、Kazuya Blogです。
今回はワインの資格、ソムリエ試験資格の概要と難易度について、またホテルソムリエと言う仕事について現役のホテルソムリエとしてフレンチレストラン勤務の私より説明させて頂こうと思います。
ソムリエ資格認定試験
難易度
ホテルのソムリエやレストランのソムリエと名乗るには
『一般社団法人 日本ソムリエ協会』認定のソムリエ呼称資格認定試験に合格する必要があります。
私も2度の試験を経て合格することができました。
難易度はソムリエ協会発表のデータを元に過去7年の合格率は33。3%とけ決して高い数字ではありません。
私が合格した2016年も29%でした。ここ4年間は20%台と低い水準です。
試験資格
【一般】
以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験日においても従事している
・アルコール飲料を提供する飲食サービス
・ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
・アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
【会員】
・会員歴が2年以上
・以下の職務を通算2年以上経験し第一次試験日においても従事しているJ.S.A.正会員および賛助 会員所属者
・アルコール飲料を提供する飲食サービス
・ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
・アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
と細かい規程があります。
私は【一般】からのチャレンジでしたのでギリギリ3年間アルコール飲料を提供する飲食サービスと言う所で受験ができました。
こちらは二次試験、三次試験と職務歴については問われますので必ず守らなければなりません。
詳しい詳細ついては以下リンクを掲載しておきますのでチェックしてください。
✔︎ソムリエ試験資格
試験内容と私の実践した事
【第一次試験】
・筆記試験 各年日本ソムリエ協会教本記載事項より出題
【第二次試験】
・テイスティング ※ワイン3種+他飲料2種が多い傾向
・論述試験(三次試験で反映されます)
【第三次試験】
・ワインサービス実技:ワインの開栓およびデカンタージュ
※実際に普段着用している制服を着て試験監督をお客様に見立ててサービスをします。
一次試験
3つの試験の中で最難関です。
ここで合格できるとかなり合格率も上がります。
多くのBlogで勉強時間についてはい1ケ月〜6ケ月など幅がありますが、期間ではなくトータルの勉強時間で考えた方が良いと思います。
参考までに私の勉強時間は、
2015年1度目のチャレンジでは約300時間程勉強をし臨みました →不合格
2016年2度目のチャレンジでも約400時間程勉強をしました →合格
2年間で700時間程でしたがおそらく要領よくできる方であればまだまだ時間は短縮できるはずです。
ソムリエ仲間でも400時間程度で合格したと方もいらっしゃいます。
試験と受けると決めてからは朝起きて1時間、仕事の休憩時間1時間、帰って1時間、トイレ中や食事中も単語などを覚える時間に当てました。
なかなか仕事をしながらですと時間の確保が難しいと思いますが隙間時間をうまく利用して合格の扉をこじ開けましょう。
二次試験
テイスティング
テイスティングはについてはワインが3種・スピリッツやリキュールなどのアルコール飲料が2種出題されワインにいついてはテイスティングコメントと年代、生産国、品種の選択、その他のアルコール飲料については銘柄の選択です。
ワインのテイスティングコメントについては正直、試験に受かるためであれば1ヶ月毎日反復すれば合格できると思います。
ワインの品種を当てることよりも年代を当てる事よりも
✔︎ワイン の特徴をしっかりとらえれているのか
が何よりも大切です。
ワインの3銘柄の内、品種は1つしか正解できなかったけど特徴は外さずに選択できた受験生は合格していました。
リキュール類やスピリッツ、焼酎、日本酒なども必ず、BARや知人の店などを訪ね飲み放題でも何でもいいのでひと通りは飲んで特徴は必ず押さえた上で試験に臨みましょう。
一次試験合格が終わってからでも十分時間はあります。
テイスティングの方法として、
できれば自分1人では無く知らない人同士で勉強会などする機会があれば是非参加された方がいいと思います。
馴れ合いのテイスティングでは全く意味がありません。
知らない人同士であればコメント発表の際『失敗したら恥ずかしい』と言った心理が必然的に働きいい意味でプレッシャーがあり味覚も研ぎ澄まされます。
試験期間もし、同僚や先輩がその様なセミナーなどを開催してくれたら積極的に参加される事をおすすめします。
私は2年間そのセミナーに通っていたのでテイスティングにはそれなり自信を持って臨む事ができました。
ワインテイスティングはテイスティングシートを自分で準備をして必ず勉強してください。
毎年同じではないので自分なりに産地と品種別である程度まとめて香りや味わいの特徴などをノートにまとめる勉強方も有効です。
私がテイスティング勉強中に非常に重宝した本です。是非参考にしてみてください。↓↓↓
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必ず買ってよかったと思える本です。
論述
論述試験はここ3年程前から始まった新しい試験です。
こちらの結果は三次試験のサービス実技試験で加点されるそうです。
年にもより問題数も違いますし制限時間は20分とかなり限られています。
例えば
✔︎日本酒の冷やおろしについて200字以内でまとめよ
……え、日本酒やん。。。 と問題をみて思った記憶があります。(私が受けた時は確かこの様な問題でした)
ワインは勿論ですが、幅広く教本に目を通して臨みましょう。
三次試験
反復練習あるのみ❗️
二次試験が終わってからでも十分時間はあります。
こちらも先輩ソムリエや同僚などを試験官に見たてて練習する事をおすすめします。
三次試験当時は受験地や受験番号によって多少前後はあると思いますが、仕事着に着替え試験が始まる迄、待機の時間があります。
試験は私の時は2名同時に試験開始でした。周りの動きが気になりますが
自分の練習した成果を披露する場です。落ち着いて試験に臨める様反復練習をしましょう。
試験当日準備するもの:仕事着 仕事靴 自前のソムリエ ナイフ
最後に
これまでもソムリエと言う職業については素晴らしさもお伝えしてして参りましたが現実私が勤務しているレストランを例に取れば、
・ソムリエ手当が毎月一定額つく
・役職がつきやすい
・お客様から名前を覚えてもらえる
・料理長からの信頼も獲得できる
・スタッフからの信頼も厚くなる
・何より自分自身の自信に繋がる …などなど
多くのメリットもあります。
これだけあれば必ず自己成長にもつながります。
目の前の未来を自分自身の努力で掴み取りましょう❗️
最後にソムリエ試験合格の為に実際に使用したアイテムのご紹介です
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Kazuya Blogでは毎日の更新の中で【ソムリエ初級講座】も掲載しております
そちらも是非宜しくお願いします